最近TVで流れてる『セッション』のCMに物申す!/『セッション』

WHIPLASH

 

監督
デミアン・チャゼル

脚本
デミアン・チャゼル

音楽
ジャスティン・ヒューウィッツ

登場人物
アンドリュー・ニーマン(マイルズ・テラー)
テレンス・フレッチャー(J・K・シモンズ
ジム・ニーマン(ポール・ライザー)
ニコル(メリッサ・ブノワ)

あらすじ
名門音楽学校に入学したドラマーと伝説の鬼教師が繰り広げる狂気のレッスンとその行方を描き、第30回サンダンス映画祭でグランプリと観客賞に輝いた人間ドラマ。厳しい指導者の下、苦悩の日々をすごした、監督と脚本を担当したデイミアン・チャゼルの高校時代の体験を基に、生徒と教師のサスペンスフルなやりとりが展開する。

制作費
330万ドル

出典:セッション | Movie Walker

 

最近『セッション』のCMの最後にまさかの感動があるみたいなこと(正確には覚えてない)を言ってたけど、この映画そういう映画じゃないから。感動にもいろいろあると思うよ?でも、「まさかの」感動とか言われちゃうと、たいていの人は泣ける的なことを思うじゃん。でも、泣くとかそういう映画ではないよね。まあただ、凄みがあるという点では感動するかも。

 

この映画について簡単に言うと、元々キチガイ気味の若者がキチガイ教師に、よりキチガイにされていく映画ですね。最後はキチガイ同士が2人だけの世界に突入していって、この2人はこれから先どうなるの?大丈夫なの?と若干心配になる。ジャズの要素は正直あまり関係ない。とにかくキチガイを撮りたかったのかな?という感じ。『ブラック・スワン』のバレエみたいに、一般人がジャズのことなんてほとんど知らないのをいいことに好き勝手やってる。ジャズ音楽家からあまり評価を得られてないらしいのはこれが原因らしい。

 

でも正直、自分はジャズに詳しくなくてよかったと思った。ジャズを知ってるあまりこの映画を楽しめないとなると損に感じるからだ。アメリカ最高峰の音大の演奏の割に下手だとか、ドラムが上手くないだとか、鬼教師フレッチャーの指揮はうまくないだとか、ジャズを知らなければ気づきようがない。ジャズに詳しくなくても楽しめたという人がいるのは知ってるが、自分の性格上そういったノイズを流せるような気がしない。だから、知らなくてよかったと思う。

 

公開前の予告で「ラスト9分19秒ー映画史が塗り替えられる」とか書いてあったけど、そこまでではない。実際自分はかなり期待して観に行ったせいか、若干期待程ではなかったかなと思ってしまった。でも、それは自分が悪かったからで、映画自体は十分面白い。この映画を撮った時の監督の年齢が28だったり、制作費がたった3億円だったり、映画の内容以外のことでも驚かせてくれる良作。

 

公開館数少ないけど、劇場で観られる人は是非観るべき1本だと思う。ちなみに自分は、TOHOシネマズ新宿に行って観た。初TOHOシネマズ新宿。でかくて、綺麗でいいね、あそこ。しっかりゴジラの顔も見られたし。

 

是非お近くの劇場で!