なんだこの納得感は!/『インサイド・ヘッド』

インサイド・ヘッド (ディズニーアニメ小説版)

監督
ピート・ドクター

脚本
ピート・ドクター
メグ・レフォーブ
ジョシュ・クーリー

製作
ジョネス・リビラー

製作総指揮
ジョン・ラセター

音楽
マイケル・ジアッキーノ

登場人物
ヨロコビ(竹内結子
カナシミ(大竹しのぶ
ビンボン(佐藤二朗
ビビリ(落合弘治
イカリ(浦山迅
ムカムカ(小松由佳
ライリー(11歳)(伊集院茉衣)
ライリー(幼少)(鎌田英怜奈)

あらすじ
人間が抱く「感情」を主人公に描いたピクサー・アニメーションの長編作品。監督は「カールじいさんの空飛ぶ家」「モンスターズ・インク」のピート・ドクター。ミネソタの田舎町で明るく幸せに育った少女ライリーは、父親の仕事の都合で都会のサンフランシスコに引っ越してくる。新しい生活に慣れようとするライリーを幸せにしようと、彼女の頭の中の司令部では「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」「ムカムカ」「ビビリ」の5つの感情が奮闘していた。しかし、ある時、カナシミがライリーの大切な思い出を悲しい思い出に変えてしまう。慌てて思い出を元通りにしようとしたヨロコビだったが、誤ってカナシミと一緒に司令部の外に放りだされてしまう。ヨロコビは急いで司令部に戻ろうと、ライリーの頭の中を駆けめぐるのだが……。

出典:インサイド・ヘッド : 作品情報 - 映画.com

もういつ観たのか忘れてしまったけど、せっかく観たんだからブログ書きたいと思い立ち書きます。

正直最初はこの映画に興味なかった。駅に貼ってあるポスターを見ると感情を擬人化して人の頭の中で話が展開するっぽい。なんだこの小学生が考えたようなありきたりな設定は・・・。全くおもしろくなるような気がしない。今回のピクサー映画はハズレかなと思っていたわけです。

思っていたわけなんですが、なにやら評価が高いらしい。金を無駄にしたくない故に評価が高い作品しか基本的に観たくないミーハーな自分からしたら、評価が高いらしいなら観に行かねばと当然なる。いざ劇場へ。

劇場に入り、『インサイド・ヘッド』を楽しみに待つ。始まったと思ったら何やらよくわからないものが始まった。DREAMS COME TRUEの愛しのライリーにのってたくさんの家族写真が!誰得なのかと・・・。そりゃピクサー映画の本編前に写真がのる家族はいい思い出になるかもしれないけど、見せられるこっちとしては辛いもんがあるよな。

苦行がやっと終わると、またも何やら怪しい映像が。今度は島が歌い出した。何を言ってるかいまいちわからないかもしれないけど、かなり変というか異様というか。島に生えてる木のCGがすごく綺麗で感心したけど、それだけかな。はやく終わらねえかなと思いながら観てた。とにかく変だったわ。

そしてやっときました『インサイド・ヘッド』。本編前に若干ぐったりしてしまったけど、始まってしまえばすぐに引き込まれた。どう面白くなるのかと思ってたけど、そんな心配は杞憂だった。凡夫の自分が想像できなかったからといって、天才集団のピクサーを侮ってしまったことを反省。

脚本がうまくて感心しぱなし。すでに書いたけどストーリーは女の子の頭の中で展開する。冒頭に思い出がどのように毎日処理されていて、性格が形成されているかが鮮やかに説明される。ヨロコビ、カナシミ、ビビリ、イカリ、ムカムカというキャラクターが登場するんだけど、まず最初に名前が素晴らしいよな。説明いらないし。この5人の感情の中で特に重要なのヨロコビとカナシミ。ヨロコビとカナシミは対極の存在なので、ヨロコビはカナシミのことを邪険に扱いがちなのだが、そのヨロコビがカナシミの重要さを知る話。悲しいなんて感情は必要ないんじゃないかと誰もが1度は思ったことがあるだろうから、観ながら昔の自分を思い出すと思う。ヨロコビがカナシミの大切さに気付いたシーンで思わず泣きそうになってしまいました。感動だけでなく、笑える場面も多いし、共感を覚えたりもする。共感して笑い、共感して感動する。感情が擬人化されてるし、世界観も完全にファンタジーなのに、妙に納得感がある。

とにかく綺麗な映画。最初の印象のまま観に行かないという愚行を犯さないでよかった。